
三遊亭上楽師匠は、ジョニーとあだ名されます。夜の帝王ジョニーです。
あるお客さんが上楽さんとお酒を朝まで飲んだあとに、
「じゃ私は次、行きますので」
てひとりで歌舞伎町の町へ消えて行ったそうです。こんな時間に開いている店ないだろうと思うのが、畜生のあさましさ。上楽師匠は何しろ何時でもキャバクラに行くのです。
さすが、ジョニー! 贈られてきた花もそれらしきお店から続々!
上楽師匠が入り口でお客様を出迎えます。傍らにいる和服美人たちは向島の芸者さんだそうです。
この芸者さんたちがきれいで、そんでもって面白いんです。後に登場する三遊亭花丸さんが、エレベータでこのお姉さまたちののうちのひとりと一緒になったそうです。ところが、花丸さんに気付かずお姉さまは、
「もう、なんでこんな雨の中パーティーなんかするのよ!! この着物高いんだから!!」
その日のお客さん全員の声を代弁していたかもしれません。
丸一仙翁社中のお囃子がかかる中、続々とお客さんが入ってきます。会場内にはお約束の
「後ろ幕」やら
「幟」やら
「わけの分からない傘」やらが
いっそうパーティを華やかにしてくれます。
「あー落語家の真打披露パーティーに来たなー」
と感じさせるのです。